Facebook広告で失敗したくない⼈の ための、4つのポイント!

誰でも⼿軽に広告が出せるSNS広告。簡単にできる広告ですので、広告を出した後に後悔する⼈もしばしば⾒かけられます。実は私自身もFacebook広告の仕組みをよく知らずに初め、予算を無駄遣いした苦い経験があります。賢明な皆様には同じような失敗をして欲しくはありません。ここではFacebook広告を初めて⾏う⼈に向けて、Facebook広告を出す⼿順と失敗しないためのポイントをご紹介します。

ビジネスマネージャの設定⽅法

Facebookで広告を出すにはまずビジネスマネージャーに登録しなければなりません。ビジネスマネージャーとは企業のFacebookページのキャンペーンや広告もしくはアプリ運⽤担当者などの権限を⼀元管理できるビジネスアカウントです。複数の⼈数でビジネスアカウント管理する場合に役に⽴ちます。その場合の権限を付与する、つまり誰がビジネスアカウントの編集の権限を持ち、誰が広告の管理編集までできる権限を持っているかというのが個別に設定できます。複数の⼈間でビジネスアカウント管理しない場合もビジネスマネージャーに登録する必要があります。

■ビジネスマネージャの設定⼿順①

Facebookの?の隣にある三⾓ボタンからページを作成をクリックします。

■ビジネスマネージャの設定⼿順②

ここであなたの作りたいページを選んでスタートクリックします。殆どの⽅は左側のビジネス〜ブランドになるでしょう。それぞれの団体名や屋号を⼊⼒します。

■ビジネスマネージャの設定⼿順③

必要項⽬を⼊⼒し次へをクリックするとビジネスマネージャー上で表⽰される⾃分の名前と、ビジネスマネージャーと紐付けるメールアドレスの設定を⾏います。ここでは普段使っているFacebookの個⼈⽤アカウントとは別の名前を設定できるのでプライベートと仕事を切り離すことが可能です。もちろんメールアドレスに関してもビジネス⽤のメールアドレスを紐付けることが可能です。以上でビジネスマネージャ設定完了です。次は広告を作成していきましょう。

Facebook広告の種類

Facebook広告の種類は⼤きく分けて3つ。1つは認知そして検討、そしてコンバージョンの3種類になります。ここではそれぞれの種類の説明をしていきましょう。

Facebook広告の種類①認知について

開店したばかりのお店にとって必要なものはより多くの⼈に、「こんなお店ができたよ」とお知らせすることが必要です。Facebook広告の認知には2種類ほどあり、1つは『ブランドの認知度アップ』、もう⼀つは『リーチ』と⾔うものがあります。ブランドの認知度アップというのは広告に興味を⽰す可能性が⾼い⼈に広告を配信することでブランドの認知度を上げることができます。リーチというのはどこにこだわらずできるだけ多くの⼈に広告を配信します。2つともよく似たような広告ですが決定的に違うのは、Facebookの中のAIがあなたのビジネスを判断し配信するブランドとの認知度アップと、あなたが指定した地域もしくは世代に趣味や嗜好問わずできるだけ多くの⼈に広告を配信することを⽬的としているという点です。あなたのビジネスや、広告の⽬的、もしくは配信する時期によって使い分けることが重要です。スターティングアビジネスのFacebookページでは、知名度を上げるために3ヶ⽉間広告配信していました。

Facebook広告の種類②検討について

検討には6種類ほどあります。それぞれの特徴を簡単に説明しましょう

②-①トラフィック

まず1つ⽬は『トラフィック』。これはFacebookの広告でありながら⾃分⾃⾝のホームページや、アプリなどFacebook内外のリンクを貼付け、⾒た⼈をリンク先へ誘導するための広告です。新商品のSHOP URLや、メルマガ会員募集、無料レポート配布、お客様の体験談など別サイトへ誘導する使い⽅が出来ます。これはサイトのアクセス数を稼ぐ為、SEO対策として有効です。

②-②エンゲージメント

2つ⽬は『エンゲージメント』。エンゲージメントとは

・Facebookで投稿した記事にいいねを押してもらう(投稿のエンゲージメント)

・ビジネスアカウントのFacebookページのいいねを誘導する(ページへのいいね)

・イベントの参加の回答を誘導する(イベントの集客)

・Facebookページで作成したクーポンの獲得を誘導する(クーポンの配布)

と⾔う4種類です。ビジネスアカウントを⽴ち上げた⽅にまずお勧めするのがこちらのエンゲージメントです。スターティングアビジネスのFacebookページでは、⽉に⼀度の開催イベントをエンゲージで広告配信しています。無料体験のお誘いや、割引クーポン、ビジネスの認知度UPに⾮常に有効です。

②-③インストールについて

3つ⽬はアプリの『インストール』。⽂字通りアプリのインストール数を増やすのが⽬的です。

②-④動画の再⽣数をあげる

4つ⽬は動画の『再⽣数アップ』。⽂字通り動画の再⽣数をあげることが⽬的です。ユーチューバーを⽬指す⽅には最も最適な広告です。

②-⑤リード獲得

次は『リード獲得』です。こちらはメールマガジンや、無料レポート等を配布するのに向いています。ブランドやビジネスに関⼼がある⼈のメールアドレス等をこちらのリード獲得で、誘導することが可能です。

ワンポイントアドバイス

見込み客のリストを作成するのに有効ですが、見込み客に対する次のアプローチ(魅力的なコンテンツ)がないまま行うと、必ず失敗します。まず、売り上げにつながる仮想のフローチャートを組み、見込み客から引き上げる、選別していく計画を立て、魅力的なコンテンツを作成してから実施することをおすすめします。例)毎月の○○通信、シーズンごとの商品カタログなど、見込み客に望まれるコンテンツ。

②-⑥メッセージ

最後は『メッセージ』。FacebookのMessenger機能を使ってビジネスメールを送信することを最終⽬的としています。先程のリード獲得とよく似ていますがFacebook Messengerに限定している点が異なります。

Facebook広告の種類③コンバージョンとは

⽂字通り具体的に売り上げに直結してくる⽬標設定になります。コンバージョンとはインターネットショッピングの場合、決済が終わった瞬間にコンバージョン達成と思っていただければよいでしょう。無料レポート送信する場合は無料レポート申し込みした時点で、コンバージョン達成。会員を増やしたいならば、会員登録が終わった時点でコンバージョン達成となります。Facebook広告の中では1番売り上げに直結している広告になりますがその分、結果を出すことが難しい広告でもあります。この種類にはコンバージョンと、カタログからの販売及び来店数の増加というのがあります。

Facebook広告を作成する場合は以上の中から⽬的別に選んで作成する必要があります。

ワンポイントアドバイス

広告に費用をかける分、すぐに売り上げに直結するコンバージョンを選びたいって言う気持ちは、わかりますが私はお勧めしません。以前スターティングがビジネスの中で、松本氏が説明した焚き火の件を思い出していただけると良いでしょう。いきなり炭に気をつけようと思っても、なかなか火はつくものではありません。ティッシュや新聞紙、木屑や枯葉など燃えやすいものから始め、その後、徐々に燃えにくいものをくべていくのが焚き火のコツです。広告も同じことが言えます。まずは結果が出やすいものから始め、徐々に結果が出にくいものにステップアップしていくことが必要です。インターネットショップの場合は認知のブランドの認知度アップ、実店舗を持っている方は、リーチを使い、ある程度の結果、認知されている数字に実感が出た後、トラフィックやエンゲージメントとステップアップしていき最終的にコンバージョンを目指しましょう。

Facebook広告作成⼿順

それではいよいよ実際にFacebook広告を作成していきます。今回はリーチと⾔う最も初歩的なFacebook広告を作成しましょう。先程のビジネスページを作成した時と同様、三⾓ボタンをクリックして広告の作成をクリックします。すると広告マネージャが開きますので、マーケティングの⽬的は?からブランドの認知度アップもしくはリーチを選びます。

広告キャンペーン名はそのままデフォルトのままでも構いませんし、変更しても構いません。

Facebook広告マネージャ画⾯の⾒⽅

広告セット名を決めます。広告セット名とは、配信する広告のターゲットを決める作業になります。デフォルトではおそらく、「JP-18+」となっているでしょう。これは⽇本に住む18歳以上のFacebookユーザを、ターゲットにしているという意味です。

画⾯右側にあるメーターのようなものはオーディエンスサイズと呼ばれます。何を基準に広すぎるが狭すぎるかを判断しているのかは、ちょっと私もわからないのですが、ターゲットがどのくらいFacebookをしているかと⾔う1つの⽬安として⾒ています。ターゲットの住所や、年齢、性別、関⼼などを絞り込んでいくと、メーターの針が変わっていきます。

その下の1⽇の推定結果は、どのくらいのFacebookユーザのタイムライン(PCなら右側部分の広告欄)に掲載されるかというのを予測した数値です。この数字は広告の予算によって変動します。

オーディエンスの決定について①

オーディエンスとは、広告を配信したいターゲットのことです。ここで決定できることとして

・地域

・年齢

・性別

・⾔語

上記の4つがメインのオーディエンス選択になります。次に詳細ターゲット設定と⾔うものがあります。

これらはFacebookユーザの、興味関⼼から絞り込んで⾏くターゲット選択です。ターゲットの興味関⼼がわかりやすいビジネスの場合は絞り込むことで、効率の良い広告配信が可能です。

次にターゲットの絞り込みとしてつながりと⾔うものがあります。これはあなたのFacebookページが起点となり、Facebookページにいいねした⼈、いいねした⼈の友⼈、いいねした⼈以外と⾔うふうに、絞り込むことが可能です。つまりフォロワーにのみ配信する広告、フォロワーの友⼈に配信する広告、フォロワー以外に配信する広告と⾔うことです。使い⽅によってはかなり効率の良い広告になるでしょう。

配置は、問答無⽤に⾃動配置で構いません。予算と掲載期間に関して⾔えば1⽇の最低予算は現在(2018年5⽉時点) 100円です。締め切りが迫っているものに関して⾔えば開始⽇と終了⽇を設定することは必要不可⽋ですが、それ以外の場合では継続的に掲載するで構わないでしょう。後に説明しますが広告の⼀時停⽌も1-Clickで可能です。

Facebook広告ターゲットを決める①地域

それではよい夜具体的にオーディエンス(ターゲット)を決めていきましょう。地域ボタンの部分をクリックすると⽇本地図、もしくは世界地図が現れます。それ以外にテキストで⼭⼝県と⼊⼒することも可能です。ちなみにマイナーな地⽅は検索しても出てこない場合があります。⼭⼝県で市町村区で区切ることが可能な地域は、岩国市・下関市・周南市・防府市・萩市・⼭陽⼩野⽥市・⼭⼝市・光市・⻑⾨市となり、宇部市は含まれておりません。地図上に「ピン」を置いて広告範囲を決定も可能。さらにピンは複数指定することも可能です。

Facebook広告ターゲットを決める②性別・年齢

次は年齢、性別を選択します。ターゲットとなる年代を決める事はマーケティングの上で最も重要なことの1つです。年齢や性別は必ず決めましょう。

Facebook広告ターゲットを決める③⾔語・関⼼

⾔語は様々です。⽇本語教室を開設する⽅は多⾔語をできるだけ⼊⼒した⽅が良いでしょう。逆に英会話教室で⽣徒募集する場合は英語以外の⾔語を、講師を募集する場合は⾔語を英語と⽇本語に設定すると効率の良い募集広告になるでしょう。ターゲットの選択が終わり、予算も決定すると、画⾯下の次をクリックします。

Facebook広告キャッチコピー・画像の作成

ここからはあなたの広告を形にして⾏く作業になります。Facebook広告の形、形式は4種類。カルーセルとシングル画像そして動画、スライドショーの4種類です。

ワンポイントアドバイス

Facebook広告の形式によって広告の効果はかなり変化します。もっともお客さんの注目を集める形式を順に並べると、動画→スライドショー→カルーセル→シングル画像です。それじゃあ誰もシングル画像選ばないんじゃないの?とお思いの方もいらっしゃると思います。ここではシングル画像を選ぶメリットをご紹介しましょう。

シングル画像のメリットは、同じ料金で最大6種類の広告が作れると言うことです。広告を初めて行う方のほとんどは、どの画像とどんなキャッチコピーを使ってよいかがわからないと思います。(その場合スターティングアビジネスの会合で、こういうのを使いたいんだけどと相談してくれれば)そういった方が、2種類のキャッチコピーと2種類の画像、これらを組み合わせると4種類の広告が作成できます。その4種類の広告を配信し、結果を見てどちらのキャッチコピーが良い、どちらの画像が良いと言う判断ができます。その後にカルーセルやスライドショーにすると、効率が良くなるでしょう。また広告を配信すると同じ広告が何度も出てくるより、コピーの文章や画像が違う広告が出てくると、広告を見る方のストレスがないというのがあります。あなたも興味のないテレビCMが何度も繰り返され、イラっとくることがあるでしょう。キャッチコピーと画像が違う広告ならば、広告を見る人も同じ広告とは思わず、ストレスが減ると言うところがあります。広告は両刃の剣にもなりますので、そういう意味でもシングル画像のメリットは高いと考えます。

広告の⽂章と、画像もしくは動画を決定すれば、Facebookの広告は完成です。お疲れ様でした。

ワンポイントアドバイス

ビジネスページに、『いいね(フォロワー)』を増やす理由とは何でしょうか。FBページに投稿した際にリーチ数を増やすだけではありません。初めてあなたのFacebookのビジネスページを見た人が、あなたのビジネスの知名度や、人気を判断する材料の1つになるからです。つまり新規の人に対しての安心感を与える材料の1つになりえます。『これだけ人気がある人だから』、『知名度の高い人だから』と前向きにあなたのことを判断してくれるでしょう。逆に言えばあなたがお客さんに、『地元山口県では人気のあるビジネスです(お店です)』といってもFacebookページのいいねの数(フォロワー)が少なかった場合、お客さんは不信を抱くでしょう。このように、売り上げには直結せず、あくまでも間接的で、売り上げにどの程度関係してくるかは、数字では表せない部分になりますが、自分の ビジネスの信用度を高めるために、Facebookのビジネスページのいいねの数は増やしておく必要があると私は考えます。

最後に

今回の広告はリーチのみの作成⼿順でしたが、基本的に他の種類の広告も⼿順的にはさほど変わりません。まずは何度かリーチ広告を作成し、あなたのビジネスのターゲットに反応が良いと思われる最適な広告を⾒つけ出すことが重要です。そのためには作ったら作りっぱなしではなく、きちんと結果を把握しておくことが重要です。そして広告とは焚き⽕をつけて⾏くようなもの。リーチは特に売り上げに直接的に結びつく広告ではありませんが、あなたのビジネスの知名度を上げるにはもってこいです。もしFacebook広告の⽅法が分からなければ、ぜひスターティングアビジネスにご相談下さい。

山口県内の起業・創業支援サロンStarting a Business

山口県内で起業したい方や創業した方達のサロンを毎月開催しています。独立後一番最初に困るのは集客・販路に関してです。特にスモールビジネスだと広告に沢山の予算が使えませんよね。スターティングアビジネスでは起業・創業後の集客や販路に関して情報交換を行う場所です。独立後の方はもちろんですが、これから起業・創業をお考えの方もぜひご参加ください。

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