Twiiterで話題になっていた「100日後に死ぬワニ」。毎日1話ずつの4コマ漫画をTwitter上で連載し、いよいよ100日目となる3月20日は、Twitterのトレンドがほとんど、ワニで埋め尽くされました。多くの人に感動を与えたこの作品ですが、100日目が終わった直後、映画化、書籍化、ラインスタンプ販売などを発表。これが逆に不快感与え、翌日には、「ワニ」や「電通」などがトレンド入り。作者が謝罪コメントを出すまでの炎上騒ぎとなりました。
ちなみに私が見始めたのは、40日目くらい。フォロワーさんのリツイートで知りました。そして3月20日も、書籍化、映画化も初めは好意的に受け入れられていたんです。
流れが変わったのは、「このプロモーションの背後に電通が」といったうわさからです。電通といえば、いじめや過労による従業員の自殺が問題になった会社です。その会社が、こともあろうに「死」を金儲けに使うとは!といったコメントが翌日21日に多くなり、炎上したのです。
なぜ電通が?と思われますが、PR動画に電通のPR担当者の名前があったそう。よって最初から仕組まれたステマ(ステルスマーケティング)と思われたようです。
そのため、噂を否定するために謝罪会見を行うなど、大変なご苦労をされています。私たち個人事業主もSNS等で、商品やサービスなどのアピールを行う以上、対岸の火事では済まされない事案と思います。
この場合、書籍化や映画化などの発表のタイミングをずらしておけばどうだったでしょうか?80日目くらいから、「皆様のおかげで、書籍化の話がきています」や「電通さんから映画化の話を持ち掛けられました。」と、情報を小出しにしておけばどうなったでしょうか。
ワニの話を楽しみにしていたフォロワーのほとんどが、最初書籍化や映画化の話に、肯定的だったのは、読者である自分たちが応援したかったのではないでしょうか?自分たちが応援することで、書籍化や映画化した「電車男」のようになると思っていたのでしょう。ところが、現実は仕組まれたマーケティングだったと分かったとたん、裏切られた思いに変わったのではないでしょうか?
私たちも気を付けなければならない、教訓としてこの騒動を分析する必要があると思います。
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